ヒーローマニア 生活

ヒーローマニア 生活(2016年)
公開日:2016年5月7日
配給:東映、日活
時間:109分

監督:豊島圭介
原作:福満しげゆき
脚本:継田淳
出演:東出昌大(中津秀利)
   窪田正孝(土志田誠)
   小松菜奈(寺沢カオリ)
   片岡鶴太郎(日下孝蔵)
   山崎静代(オカッパおばさん)
   船越英一郎(宇野正) ほか
製作:由里敬三
   遠藤茂行
   木下直哉
   三宅容介
   寺島ヨシキ
   細字慶一
   大柳英樹
   矢内廣
エグゼクティブプロデューサー:田中正、柳迫成彦
企画:石田雄治
プロデューサー:吉田憲一、深津智男
撮影:神田創
照明:渡部嘉
美術:花谷秀文
装飾:田口貴久
録音:石貝洋
音響効果:岡瀬昌彦
編集:村上雅樹
音楽:グランドファンク
主題歌:NICO Touches the Walls
スクリプター:増子さおり
アクションコーディネーター:森崎えいじ
VFXスーパーバイザー:西尾和弘
衣装ディレクション&スタイリング一ツ:山佳子
ヘアメイク:橋本申二
特殊造形:藤原カクセイ
特殊メイク:藤原カクセイ
カースタント:佐藤秀美
衣装:石原徳子
キャスティング:南谷夢
助監督:井上雄介
制作担当:中山泰彰

鑑賞日:2016年5月10日
場所:TOHOシネマズららぽーと船橋 スクリーン2 E12


■ イントロダクション(公式HPより)
原作は人気漫画家・福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」。監督は『ソフトボーイ』『花道道中』などで知られる俊英・豊島圭介。

主演は“初のコメディー”挑戦となる東出昌大。圧倒的な存在感と好感度を誇る若手実力派俳優の彼が、意外や意外、今回はこれまでに演じたことのないヘタレでダメダメなフリーター【中津】を演じ、好青年、硬派、爽やか……といったイメージを塗りかえ、あっと驚く新しい一面を披露している。中津と偶然出会い、相棒として共に戦うことになる【土志田】役には窪田正孝。謎の身体能力を持つニートをコミカルかつ繊細に演じている。また、2人の仲間になる情報収集能力に長けた女子高生【カオリ】をティーンのカリスマ・小松菜奈、チームのなかで最年長にして“若者殴り魔”の異名を持つ【日下】を円熟期に入った名優・片岡鶴太郎が演じ、バラエティに富んだ豪華キャストの競演が実現した。

ヒーローとは何なのか?どうすればヒーローになれるのか?中津、土志田、カオリ、日下たちが繰り広げるドラマ、魅せるアクション、抜けのある笑い、そして本気でヒーローになろうとするその真っ直ぐさ──めちゃくちゃ面白いヒーロー映画であることは間違いない!

▶ 映画館環境
TOHOシネマズ ららぽーと船橋 スクリーン2は座席数106、スクリーンサイズ3.8×9.0mというやや小さい劇場。アクセス的に良いとはいえないものの、劇場やロケーションは最高。一日中、映画に浸る場として選ぶのも悪くはない。
E12は前から5列目、スクリーンやや右寄り、通路側の座席。ポジション的にはちょうど良かったけれど、この劇場ならば最後列がベストかもしれない。

▶ 作品レビュー
スクリーンの両脇に中途半端に存在する黒みがどうしても気になって、ホントどうでもいいことだけれども、この画角サイズってなんだんだろう?本当に映画向けに作られたんだろうなぁ、まさかテレビ向けに作られているではあるまいな!?なんてつまらないことばかり思いながら見ていた。要するに、全く楽しめなかったということ。
アニメチックなオープニングとか、エンディングも凝ったデザインであり、HPなど見るとオシャレに気合を入れている気持ちがビシバシ伝わってきた。それらは実に効果的で、興味をそそる。しかし、中身が全く伴わない。陳腐な展開陳腐な演技陳腐な結末。キャラクター設定だけが唯一の救いかもしれないけれども、出落ちでジエンド、というのが個人的な感想。
原作は読んだことがないけれども、もしかしたら、漫画で読むと非常に面白いかもしれないという気はした。それでも、あの内容ではなかなか原作を掘り起こそうという気にはならない。
演技や役どころも、窪田正孝以外、なんだか嫌で好きになれないものばかり。キャラ設定の出落ち観と判断した作品において、それらキャラのほとんどに魅力を感じることができないのであれば、どうして楽しむことができるというのであろう。
正直、内容があまりにも薄いので、あれこれ何かを述べる価値も無いと(個人的には)思ってしまうところ。
無駄にスローモーションを多用している映像も好きになれなかったし、なんで実写にしたのか理解できないし、気合のベクトルがどう見てもアニメ的な方を向いているようにしか思えなかったし、どうせならアニメーション、3Dアニメにしてもよかったのではと思ったくらい。申し訳ないけれど、駄作と言わざるを得ず、こういうのを作り続けると日本映画が駄目になると思ってしまう(のは単なる頭の硬い古い映画バカの考え方なのだろうか…)。
あれだけ軽やかに作っているのであれば、もっと遊び(例えば、合間合間にオープニングやエンディングにあったアニメーション効果をふんだんに盛り込むとか─)などがあってもよかったのではと思う。ストーリーで魅せることができないのであれば、何か工夫するのが普通だと思うのだが、そんなのは全く感じられず(まぁ、あのストーリーでイケると思ったのであろう)。
最も納得がいかなかったのが、山崎静代の取り扱い方。取り扱い方などというと、なんだか物のように聞こえてしまうかもしれないが、まさに物のように処理されているその演出に憤りを感じる。でくの坊のようにバカにされている存在として終始登場し、最後の最後に突如ラスボス的に正体を露わにし、終いにはあっけなく殺されてしまう(多分死んでいるんだろう…)。キャラはあくまで映画を構成するコマでしかないという姿勢がよく分かる。キャラクターへの愛を微塵も感じない。ヒーローマニアと銘打って、そう観客に思われてしまう悲しい作品だ。

この映画を見るくらいだったら、仮面ライダーとかウルトラマンを見た方が100万倍有意義な時間を過ごせることだろう。

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