アイアムアヒーロー(2016年)
公開日:2016年4月23日
配給:東宝
時間:127分
監督:佐藤信介
原作:花沢健吾
脚本:野木亜紀子
出演:大泉洋(鈴木英雄)
有村架純(早狩比呂美)
長澤まさみ(藪)
吉沢悠(伊浦)
岡田義徳(サンゴ)
片瀬那奈(てっこ)
片桐仁(中田コロリ)
マキタスポーツ(松尾)
塚地武雅(三谷)
徳井優(アベサン)
風間トオル(千倉)ほか
製作:市川南
共同製作:寺島ヨシキ
久保雅一
中村理一郎
田中晃
岩田天植
弓矢政法
高橋誠
千代勝美
吉川英作
都築伸一郎
板東浩二
宮本直人
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:山崎倫明、城戸史朗
共同プロデューサー:岡本順哉
プロダクション統括:佐藤毅
ラインプロデューサー:竹山昌利、桜井勉
韓国ユニットラインプロデューサー:鈴木勇
撮影監督:河津太郎
録音:横野一氏工
美術:斎藤岩男
装飾:大坂和美、篠田公史
特撮:神谷誠
特殊メイク:藤原カクセイ
特殊造形統括:藤原カクセイ
衣装デザイン:宮本まさ江
編集:今井剛
音楽プロデューサー:志田博英
音楽:Nima Fakhrara
音楽コーディネーター:杉田寿宏
助監督:藤江儀全
キャメラオペレーター:田中悟
ガファー:中野創平
CGディレクター:土井淳
アクションコーディネーター:下村勇二
スクリプター:田口良子
製作担当:大谷直哉
鑑賞日:2016年4月26日
場所:シネマイクスピアリ シアター6 E-16
■ ストーリー
鈴木英雄(大泉洋)35歳。職業:漫画家アシスタント。彼女とは破局寸前。
そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形」の姿。一瞬にして世界は崩壊し、姿を変えて行く。謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と共に生き残りを賭けた極限のサバイバルが始まった…。果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか!?<※公式サイトより>
▶ 映画館環境
シネマイクスピアリのシアター6は座席数190、スクリーンサイズ不明。
前方のブロックと後方ブロックとに分かれている構成。E列は後方ブロック最前列。E−16席はスクリーン向かって右端。E列であればどこでもいい。
平日の最終上映。20時以降は割引きになるので、それ狙い。非常に空いていた。
▶ 作品レビュー
ストーリーもありがちだし、個人的にホラーは嫌いだし、恐らく見ないんだろうなあと思っていた。しかし、海外でいろんな賞を取ったりしているよーという触れ込みにまんまと引っかかってしまって、んーーこれは見ておかなければならんなぁ、などと足を運んだものの、内容とか展開が予想通りのスプラッターで、見なくてもよかったまでとは思わなかったけれども、やっぱりホラーは好きじゃないと再確認したわけで、そうは言ってもどちらかといったら面白いかなーと思ったし、海外で評価されている理由も何となく掴めたので、結果的に見てよかったと思っている。
気持ち良い(?)くらいに血しぶきが飛び交い、簡単に肢体が破壊される描写には笑うしかなく、しまいには物のように積み上がる死体が気持ち悪いくらいに生々しくて、確かにこういう恐怖モノの日本映画は、古くは「雨月物語」から「四谷怪談」そして多少新しくなって「リング」とか「呪怨」など海外で高く評価されているわけで、お化け屋敷から続いている日本の伝統は脈々と受け継がれているのだなーと思ったりする。
正直、ここまでスプラッターだと話なんてどうでもいい気がしてしまうし、おそらく、この数多く並ぶスタッフの面々を確認すると、人間の体をいかにリアルに壊すかを主眼に置いて製作された映画であるんだろうなと思うのだが、出演陣の顔ぶれを見ると、B級で終わらせるような腹づもりは全く感じないし、実際に有村架純が難しい役どころを非常にナチュラルに演じきっているのを目の当たりにすると、ただただ感心するばかりだった。この素晴らしい演技のお陰で、いや〜な話も、大泉洋の演技すらも、引き立てられているような印象を持ってしまう。決して有村架純のファンではないし、演技自体も特別な印象を受けないのだけれど、彼女の演技を見ると常に自然な印象を受けるし、どんな役柄どんな作品にも馴染んでしまっていると感じるわけで、何だか不思議な彼女の凄さを思い知らされつつある。
確かに、面白い映画であった。それは認める。でも、中身はない。ホラー好き、スプラッター好き、有村架純好き、長澤まさみ好き、大泉洋好き、あるいは業界人や海外で評価される映画が好きな人、暇人、そういった人が見るような映画だと思う。
個人的にはどちらかというと、恐怖というよりも笑いの要素が強くて、それだからホラー映画を嫌う自分でも楽しめたと思う。マキタスポーツの顔がゆがんだり、片瀬那奈が有り得ない姿勢で襲ってきたり、塚地武雅が頭をかち割られたり、もう笑うしかない。これらを笑えないと思う人にとっては、もしかしたら最悪最低の映画かもしれない。
人がバタバタ死に、頭や顔がモノの見事に吹っ飛ばされる映画を、良い映画だとはなかなか言えないもので、さらにはそこに主義主張はほとんど無いわけで、そんなものエンターテインメントに必ずしも必要ないとは思うけれど、ただ意味もなく人を殺す正当性は見出しにくいものがある。…意味はなくないかー、サバイバル、生き残るためには殺すしかないということかな…
以降、この映画がどんなに評価されようとも、ホラースプラッターゾンビものに興味がなければ特別見る必要はない映画だろう。
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