グッドモーニングショー

グッドモーニングショー(2016年)
公開日:2016年10月8日
配給:東宝
時間:104分

監督:君塚良一
脚本:君塚良一
出演:中井貴一(澄田真吾)
   長澤まさみ(小川圭子)
   志田未来(三木沙也)
   池内博之(秋吉克己)
   林遣都(松岡宏二)
   梶原善(館山修平)
   木南晴夏(新垣英莉)
   大東駿介(府川速人)
   濱田岳(西谷颯太)
   吉田羊(澄田明美)
   松重豊(黒岩哲人)
   時任三郎(石山聡)
   遠山俊也
   小木茂光 ほか
プロデューサー:土屋健、古郡真也
アソシエイトプロデューサー:大坪加奈
監督補:杉山泰一
撮影:栢野直樹
照明:磯野雅宏
録音:柿澤潔
美術:山口修
衣装:眞鍋和子、岡田敦之
装飾:茂木豊
小道具:森下まりこ
メイク:葉山三紀子、藤井俊二

編集:穗垣順之助
記録:中田秀子
VFX:山本雅之
音響効果:柴崎憲治
音楽:村松崇継
主題歌:KANA-BOON
選曲:藤村義孝
助監督:下畠優太
制作担当:橋本靖

鑑賞日:2016年10月11日
場所:TOHOシネマズ流山おおたかの森 スクリーン1 E5


■ ストーリー
朝の情報番組でメインキャスターを務める澄田真吾(中井貴一)は、いつものように早朝から生放送の番組に向けて準備をし、テレビ局へと向かう。ただ、この日は身の上によからぬことが続いていく。息子からの告白─、番組アシスタントキャスターである小川圭子(長澤まさみ)からの告白─、そして番組プロデューサーの石山聡(時任三郎)からの印籠─、そしてさらにとんでもない災難に見舞われる。
生放送直前、飲食店で立てこもり事件発生という一方流れる。番組はその事件をトップニュースとしてスタート、次第に犯人の要求は番組キャスター澄田だということが分かってきて、あらゆる面で崖っぷちの澄田はリポートをかねて要求通り立てこもりの現場へと向かった。
立てこもり現場はメディアが殺到して騒然としていた。そんな中、澄田は防護服に身を固め、嫌々ながらも隠しカメラと小型マイクを仕込まれて、そしてついに、前代未聞、犯人とのやり取りが生中継されていく。

▶ 映画館環境
TOHOシネマズ流山おおたかの森スクリーン1
スクリーンサイズ3.6×8.5m、座席数129、中規模の劇場
E5は劇場中央列、通路側、スクリーンやや左の席。
EFG列が目線的にちょうどよい。個人的には前4列以外であればどの席でも可。

▶ 作品レビュー
完全にエンターテインメント、何も考えることもなく、楽に笑えて楽しめる映画。中井貴一のコミカルな演技演出に一喜一憂するのみ。
過剰だなと思えるところはたくさんあるし、現実にはあり得ないと思えるところもチラチラ見受けられる。それは人を笑わすため、楽しませるための演出、違和感を感じたらツッコミを入れて、それらすべてを笑い飛ばせてしまえばいいだけ。
生番組の裏側とか技術的な面とか、設定などにおいては非常にリアルなものを感じるし、前半部分では(テレビ局資本という強みを生かして)それら現実であろうと思わせる要素を重厚に見せることにより、否応なく映画に引き寄せられていく。
しかし、物語が核心部分に迫っていくにつれ、人間ドラマに希薄さを思わざるを得なくなる。主役の澄田キャスターがまさに薄っぺらの象徴のように思えてしまうし、澄田が事件に巻き込まれてそれに関わってくる面々──家族、番組スタッフ、警察、犯人等々、それらとの関係性も極めて薄い。そもそも、登場人物の背景というものはそれほど重要視されていないと思うし、事件を起こしてしまう犯人の人間性や動機に関してさえも非常に軽いものとして扱っている見受けられた。
人間性から沸き起こる笑いというものは少ないわけで、あくまで人同士が交錯することで巻き起こる笑い、つまり事象こそが笑いとなっている。それゆえ、内容が非常に薄っぺらに感じなくもない。事が終わっても訴えかけてくるものがあまりに軽いし、立てこもり事件自体には何の意味も無いようにさえ感じてしまう。
極論、深い意味がない映画だと思うし、そういうものを排除した潔いコメディー映画なのだと思う。難しく考えずに、瞬発的に笑ってやり過ごすべき映画だと思う。
笑えなかった、面白くなかった、という感想ならば批判されても致し方ないとは思うけれど、内容がないとか主義主張が薄っぺらということで批判されるべきではないだろう。そういった見方で観賞するべきものではないし、ただ笑って済ます映画を受け入れることができない人はむしろ見ない方が賢明だろう。

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