公開日:2017年2月3日
配給:東宝映画事業部
時間:115分
R15+
監督:村瀬修功
原作:伊藤計劃
脚本:村瀬修功
キャラクター原案:redjuice
デザインワークス:荒牧伸志
山根公利
臼井伸二
神宮司訓之
山田正樹
CV:中村悠一(クラヴィス・シェパード)
三上哲(ウィリアムズ)
梶裕貴(アレックス)
石川界人(リーランド)
大塚明夫(ロックウェル大佐)
小林沙苗(ルツィア・シュクロウポヴァ)
櫻井孝宏(ジョン・ポール) ほか
美術監督:田村せいき
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:山田和弘、中西康祐
CGディレクター:増尾隆幸
アフレコ演出:長崎行男
編集:長坂智樹
音楽:池頼広
主題歌:EGOIST
アニメーション制作:ジェノスタジオ
鑑賞日:2017年1月31日
場所:試写会
■ ストーリー(公式HPより)
9.11以降、テロとの戦いを経験した先進諸国は、自由と引き換えに徹底的なセキュリティ管理体制に移行することを選択し、
その恐怖を一掃。一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加。世界は大きく二分されつつあった。
クラヴィス・シェパード大尉率いるアメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊は、暗殺を請け負う唯一の部隊。
戦闘に適した心理状態を維持するための医療措置として「感情適応調整」「痛覚マスキング」等を施し、更には暗殺対象の
心理チャートを読み込んで瞬時の対応を可能にする精鋭チームとして世界各地で紛争の首謀者暗殺ミッションに従事していた。
そんな中、浮かび上がる一人の名前。ジョン・ポール。
数々のミッションで暗殺対象リストに名前が掲載される謎のアメリカ人言語学者だ。
彼が訪れた国では必ず混沌の兆しが見られ、そして半年も待たずに内戦、大量虐殺が始まる。
そしてジョンは忽然と姿を消してしまう。彼が、世界各地で虐殺の種をばら撒いているのだとしたら…。
クラヴィスらは、ジョンが最後に目撃されたというプラハで潜入捜査を開始。
ジョンが接触したとされる元教え子ルツィアに近づき、彼の糸口を探ろうとする。
ルツィアからジョンの面影を聞くにつれ、次第にルツィアに惹かれていくクラヴィス。
母国アメリカを敵に回し、追跡を逃れ続けている“虐殺の王”ジョン・ポールの目的は一体何なのか。
対峙の瞬間、クラヴィスはジョンから「虐殺を引き起こす器官」の真実を聞かされることになる。
▶ 作品レビュー
原作を読んだ個人的な印象─血肉や臓器などの表現がグロテスクであり艶めかしい、武器・兵器の細かな描写やこだわり、アメリカ諜報機関がいかにも起こしそうな未来像─おおざっぱではあるけれど、この3つの事柄。
映画は原作を尊重しているという印象ではあったけれど、自分が勝手にイメージしていたものとは違う映像という感じがしてしまった。
具体的にどの辺にギャップを感じたかというと、血肉の表現とキャラクター─グロテスクな表現は原作を汲んではいたが、妖しい美しさのようなものはイマイチ感じることができなかった。そして何よりも、あわよくばマネキンにも見えてしまうキャラクターの人物表現に全くといっていいほどに魅力を感じなかった。それ故、ジョン・ポールとクラヴィスを惹きつけてしまう女性ルツィアの魅力などはほとんど感じとることはできず、終始冷めた目で物語を眺めているような感覚だった。
人間ドラマには違和感しか感じなかったけれど、メカニカルな面においては優れたものを感じた。原作を読んでもなかなか具体的にイメージできずにいた兵器や武器の描写を、細部にわたって見事に表現してくれていたという印象。
CGが映画作りに大きな武器になっている現在において、作り込めば作り込むほど無機質なモノの描写の精度が増し、有機的なモノの描写が拙いものになっていく傾向があるのかもしれない。
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