モンスターズ/新種襲来(2014年・イギリス)
原題:Monsters: Dark Continent
公開日:(英)2015年5月1日 (日)2016年1月9日
配給:(英)Vertigo Films (日)アスミック・エース
時間:119分
制作総指揮:ルパート・プレルトン、ニック・ラブ、ナイジェル・ウィルアムズ、デビッド・ピュー、スクート・マクネイリー、ギャレス・エドワーズ
監督:トム・グリーン
製作:アラン・ニブロ、ジェームズ・リチャードソン、ロリー・エイトキン、ベン・ピュー
脚本:ジェイ・パス、トム・グリーン
出演:ジョニー・ハリス、サム・キーリー、カイル・ソラー、パーカー・ソーヤ、ソフィア・ブテラ
鑑賞日:2016年1月12日
場所:新宿シネマカリテ スクリーン1 C15席
■ ストーリー
ギャレス・エドワーズが監督した「モンスターズ/地球外生命体」の続編。前作の内容は、地球外生命体を乗せたNASAの探査機が空中大破し、メキシコにモンスターが住み着いたというもので、本作はそれから10年が経過して世界各地にモンスターが繁殖しているという設定。どのようにこの話が続いているのかという丁寧な説明がないので、前作を見ていないと内容を把握しづらい。
中東でモンスター退治をしていたアメリカ軍。その最中、ある部隊からの消息が途絶える。捜索部隊が駆り出され、消息が絶った地点へと向かう。途中モンスターに遭遇するが、ほとんど攻撃などは受けない。むしろ過激派武装組織からの攻撃が激しく、次々と捜索隊メンバーが命を落としていく。それでも何とか問題解決に向けて進みつつあったアメリカ軍兵士─、彼らが目撃したものはいったい何だったのか!?
▶ 映画館環境
平日夕方の小劇場、座席は3分の1ほど埋まっていただろうか。自分の座席C15は前方から三列目の右端の席。
スクリーンは大きくない。最前列とスクリーンとの距離も結構ある。もしかしたら最前列の真ん中が最高の席なのかもしれない、柵もないし─。なるべく前目の席を取るべき劇場だと記録しておこう。
音の響きはいい。かなりの重低音が体に響く。上映前は外の雑音が聞こえるなぁと一抹の不安を覚えたが、これぐらい音が響いてくれると心配無用。
▶ 作品レビュー
制作スタッフに目を通していて、気付いたというか呆れてしまったことがある。それは制作総指揮と制作名義の多さ。監督の名前が埋もれてしまうくらいの人だかり。
だいたい制作総指揮が6人ということはどういうことなのか。集団での総指揮という概念は自分の中にはない。その6人に制作数名。要するにプロデューサーと名のつく面々が10人ほど存在している、ひどい映画だったわけだ。
ギャレス・エドワーズが監督した前作は、制作費150万円ほどの驚くべき低予算であって、しかも高評価を得ている。その甲斐あってのギャレス・エドワーズGodzilla抜擢だったわけだ。今回ギャレスは制作総指揮に名を連ねている。ほぼほぼどういうことなのか想像がつく。
気になるその予算だが、調べてみてもよく分からない。ただ、ウィキに気になる数字があった。Box Office$228,710─これって、興収2,700万円ほどということになるのだろうか…今回の映画の質感を見るに、大赤字であること間違いなし!
金がすべてではない。
でも、ストーリーもひどいものなんですよ、これが。※あくまで個人的見解
エイリアンや巨大怪獣を中東紛争に結びつけるという斬新さは大いに惹かれる。でも、単に二つのものをくっつけただけ。二つの要素が並行して展開して行くが、平行していくだけで、決して関連性や整合性が導き出されない。まぁ、怪獣どもを動く草木と考えれば、これまでとはひと味違った中東紛争映画だと捉えることも可能かもしれない。となるとこれはハート・ロッカーの悪ふざけでしかなくなる気がするのだが、他の人の見解はいかがなものか─?
だいたい、あれだけのプロデューサーが本当に存在するのならば、話がまとまるはずがない気がする。現にストーリーはバラバラだったし。
まず冒頭はアメリカン・スナイパーから始まり、ハート・ロッカーに突入、最終的にナウシカという結末。ほかにも要素があったろうか、思い出すのも徒労だし、そもそもそんな無駄な記憶を蓄えておくことがもったいない。
面白いものを寄せ集めたって、決して良くなるわけがないということがよく分かる。
そうはいっても全部が全部だめだとは思わない。映画の質感は非常にいいし、主役級のモンスターもよく表現されている。ハート・ロッカーばりの迫力映像も散見するし、お金は稼ぎたいという思いは伝わってくる。
ストーリー展開とか世界情勢とか真面目に考えながら見てはいけないのかもしれない。異次元のフィクション映画だという思いで見れば、もしかしたら面白い作品なのかもしれない。今までの映画を寄せ集めつつ今までにない映画を作り出している。その良し悪しは自らの目で判断してほしい。
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