GANTZ:O

GANTZ:O(2016年・日本)
公開日:2016年10月14日
配給:東宝映像事業部
時間:96分

総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
原作:奥浩哉
脚本:黒岩勉
CV:小野大輔(加藤勝)
   M・A・O(山咲杏)
   郭智博(西丈一郎)
   早見沙織(レイカ)
   池田秀一(鈴木良一)
   ケンドーコバヤシ(岡八郎)
   レイザーラモンHG(島木譲二)
   レイザーラモンRG(室谷信雄)
   津嘉山正種(ぬらりひょん)
   小野坂昌也(木村進)
   津田健次郎(平参平)
   小川輝晃(原哲男)
   吉田尚記(アナウンサー)

   梶裕貴(玄野計)
音楽:池頼広
主題歌:ドレスコーズ
制作:デジタル・フロンティア

鑑賞日:2016年11月8日
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1 I−9


■ INTRODUCTION(公式HPより)
GANTZ濃度300%
累計発行部数2,100万部。死んだはずの人間達と謎の星人との壮絶な死闘を描いた奥浩哉による大ヒットコミック「GANTZ」。
その中でも特に人気を誇る「大阪編」がフル3DCGアニメーションで再始動する。
総監督には一世を風靡した『TIGER & BUNNY』の監督さとうけいいちが、監督には日本初フル3DCG超大作『APPLESEED』でCGディレクターを手がけた川村泰が担当。
脚本には『ONE PIECE FILM GOLD』等のアニメだけでなく『ストロベリーナイト』『LIAR GAME』など多くの実写作品で緻密でシリアスな傑作を手がけた黒岩勉が壮絶な戦い、そして個性溢れるキャラクターたちを描く。アニメーション制作は、実写版『GANTZ』シリーズのVFXを担当し実写・アニメーションのジャンルを問わず数々の大ヒット作を生み出すデジタル・フロンティア。
最新技術と充実の制作陣が贈る、
GANTZ濃度300%の衝撃を
スクリーンで体感せよ──。

▶ 映画館環境
ヒューマントラストシネマ渋谷シアター1は座席数200、スクリーンサイズはビスタサイズ 4.9×2.6m /シネスコ 6.3×2.6m と中規模な劇場。
I列は後ろから二列目。この劇場はI列がベスト。I−9席はスクリーン中央。傾斜が比較的少ない劇場だけに、前列の人の頭がやや邪魔になってしまう。

▶ 作品レビュー
人物の表情はどう贔屓目に見ても違和感を拭い去れない。しかし、全てをCGにした意図や意義は非常に理解できた。
ぬらりひょんをはじめとした星人の描写や、岡八郎が操る巨大ロボットの表現など、ビジュアルだけで魅了する要素が満載であった。
人工物や創造物のCGは素晴らしい出来だと思う。あとは人物と─、全てが完璧に作り込まれていただけに、どうしてもそこに行き着いてしまうのだが、そこの表現もリアリティを持ってしまうと、本当にもっと素晴らしい作品になるのかどうか─理不尽な疑問を抱いてしまったりするけれども、もっとこの人形のような人物表現を上手く見せるよう追求してみても面白いかもと、あくまで他人事として難しい事柄をさらりと夢想してみたりもする。
人物だけを実写にしてCGと合成するという方法もあるだろうし、制作するにあたって間違いなくそういう選択肢も考えたはず。ハリウッド映画のマーベル作品のような人間とCGの融合がむしろ現実味があるように思ってしまう。ただ、個人的にはああいうマーベルのような映画作品には全く魅力を感じないし、今回のフルCGの作品の方がどのマーベル作品よりも面白いと思う。まぁこれはあくまでも個人的な見解だが──。
人物キャラに不満を覚えつつも、唯一、M・A・OさんCVの山咲杏には萠萠であった。あれこそまさに、実写などでは表現できない完璧な萠CGキャラだと思えた。それとは逆に主役の加藤への魅力を全く感じることができなかったわけで、それがフルCG大成功という思いに至らない原因の一つになっている気がする。
筋は間違いなく面白い。それだけに、もっと完璧なものを作れたのではないかなどと、余計な思いが去来する。はっきり言って人物表現は失敗していると思うけれど、目指しているであろうところは何となく賛同できるわけで、この手法でもっとトライし続けてほしい。そして完璧な虚構でもってもっと我々を魅了してほしいものである。


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