この世界の片隅に(2016年・日本)
公開日:2016年11月12日
配給:東京テアトル
時間:126分
監督:片渕須直
原作:こうの史代
脚本:片渕須直
CV:のん/北條(浦野)すず
細谷佳正/北條周作
尾身美詞/黒村径子
稲葉菜月/黒村晴美
牛山茂/北條円太郎
新谷真弓/北條サン
小野大輔/水原哲
岩井七世/白木リン
潘めぐみ/浦野すみ
小山剛志/浦野十郎
津田真澄/浦野キセノ
京田尚子/森田イト
佐々木望/小林の伯父
塩田朋子/小林の伯母
瀬田ひろ美/知多さん
たちばなことね/刈谷さん
世弥きくよ/堂本さん
澁谷天外 ほか
企画:丸山正雄
プロデューサー:真木太郎
監督補:浦谷千恵
画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン:松原秀典
作画監督:松原秀典
美術監督:林孝輔
音楽:コトリンゴ
アニメーション制作:MAPPA
鑑賞日:2016年11月16日
場所:TOHOシネマズ市川コットンプラザ スクリーン7 F6
■ 作品について(公式HPより)
すずさんの世界を彩る女優・のん、音楽・コトリンゴ
主人公すずさんを演じるのは女優・のん。片渕監督が「ほかには考えられない」と絶賛したその声でやさしく、柔らかく、すずさんに息を吹き込みました。すずさんを囲むキャラクターには細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓ら実力派が集結。松竹新喜劇の座長・澁谷天外も特別出演しています。
本作の音楽はコトリンゴが担当。ナチュラルで柔らかい歌声と曲想が、すずさんの世界を優しく包みこみます。
監督・片渕須直×原作・こうの史代―信頼しあう2人のタッグ 再び―
監督は片渕須直。第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の前作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)は観客の心に響き、異例の断続的ロングラン上映を達成しました。徹底した原作追及、資料探求、現地調査、ヒアリングを積み重ね、すずさんの生きた世界をリアルに活き活きと描き出した本作には紛れもなく今の私たちの毎日に連なる世界があります。
原作はこうの史代。第13回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞ほか各メディアのランキングでも第1位を獲得。綿密なリサーチによる膨大な情報と、マンガ表現への挑戦がさりげなく織り込まれており、その創作姿勢と高い完成度から多くのマンガファン・書店員から熱い支持を得ています。NHK『花は咲く』アニメ版でタッグを組んだ2人が再び結集し、新たな感動をお届けします。
「この映画が見たい」の声が生んだ、100年先に伝えたい珠玉のアニメーション
クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた本作。日本全国からの「この映画が見たい」という声に支えられ完成した『この世界の片隅に』は、長く、深く、多くの人の心に火を灯し続けることでしょう。100年先にも愛され続ける映画が、ここに誕生しました。
■ ものがたり(公式HPより)
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――
▶ 映画館環境
TOHOシネマズ市川コットンプラザ スクリーン7
スクリーンサイズ5.3×12.5m 座席数237
比較的大きな劇場
F列は前方が開けていて、図で見る限り最高の席に見えるけれど、前方に邪魔な手すりが設置されてある劇場で少々がっかり。それが無ければF列は最高の座席群。
平日夜遅くの上映。予想外に人が少ないといった印象。
▶ 作品レビュー
水彩画のような独特のアニメーションが意外と良かった。不思議とノスタルジックな雰囲気を作り出すようだ。
町の風景や時代観といったものが絵で自由に構築できるが故のリアルさを感じる。実写では感じることができないリアルな世界を不思議と感じた。
色彩が鮮やかで、それ故に水彩画のように感じることができたのかもしれない。
日記のように展開することで、戦争の恐怖や残酷さを生々しく感じた。日常がどんどん変わって、戦争が日常になってしまう悲しさに、ただただ涙する。
コトリンゴの歌もまた絶妙に溶け合って、感情が高まってしまった。
あくまである時代の日常を描いた作品、それ故に悲しくなってしまう。
当たり前のことだが、時代は過去から確実に繋がっているのだという実感を持った。戦争、原爆投下、それらは決して別世界の虚構なのではなく、この世界で実際にあった事なのだと肌身に染みた。
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